昨夜、携帯メールで報せを受けたときは
「ふうん」
と普通に肯いていた。
「まあ、そろそろだよね」
なんて言っていた。
退団発表なんていつものこと。
いつものことだから。
なのに朝からCD引っ張り出して車の中で聴いていたら、なぜか勝手に泣けてきた。
涙があふれてぼろぼろこぼれた。
「春野さんが退めてしまったら、私はしんどい時に誰の歌を聴けばいいんだろう」
午前6時のお日様を浴びながら。
CDは私をマラケシュまで連れて行った歌を歌っていた。
・・・立ち上がり歩こう、朝陽さす道。
「ふうん」
と普通に肯いていた。
「まあ、そろそろだよね」
なんて言っていた。
退団発表なんていつものこと。
いつものことだから。
なのに朝からCD引っ張り出して車の中で聴いていたら、なぜか勝手に泣けてきた。
涙があふれてぼろぼろこぼれた。
「春野さんが退めてしまったら、私はしんどい時に誰の歌を聴けばいいんだろう」
午前6時のお日様を浴びながら。
CDは私をマラケシュまで連れて行った歌を歌っていた。
・・・立ち上がり歩こう、朝陽さす道。
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本日このブログに
「トート ヤモリ 水夏希」
という検索語でたどり着いた方がいらっしゃいました。
ちょっと感激しました。
「ファンに叱られるかな」
なんて思いながら書いていたのですが。
私の他にも同じ感想を抱いた方がいることに、ちょっと感動しました。
ヤモリはとっても褒め言葉です。念のため。
そして、キリ番40000番目のお客様。
毎日覗いて下さってる方々。
ありがとうございます。
サイトからブログへ移行したにもかかわらず、更新頻度が少ないままで申し訳ありません。
しかし私はもう、今はちょっと、駄目です。
恥ずかしながら宝塚を観るお金がありません。
「チケット代は活きた金」と言われましたが、活きた金も死んだ金も「無いものは無い」のでございます。
人生いろいろなのでございます。
今月はもうヤモリのトートの水夏希さんを再び目撃することは叶わないでしょう。
スカイステージも来月には解約の予定です。
たとえ僅かな時間でも、小銭でも働いて稼がなくちゃいけないので、ネタバレとか書くヒマはあんまりなさそう(ネタバレ一つ書くのに最低6時間くらいかかるのです)。
次回の観劇は宙組初日の6/22ですがその後はとんと未定です。
でもなんとか新公くらいは観たい・・・ぜひ観たい・・・観たいけど。
それでも書くことは止めないつもりです。
月一更新くらいでぼちぼち細々続けていって、
もうちょっと落ち着いたら、
もうちょっと元気になったら、
もうちょっと懐に余裕ができてきたら。
・・・もうちょっとしたら、また覗いてください。
「トート ヤモリ 水夏希」
という検索語でたどり着いた方がいらっしゃいました。
ちょっと感激しました。
「ファンに叱られるかな」
なんて思いながら書いていたのですが。
私の他にも同じ感想を抱いた方がいることに、ちょっと感動しました。
ヤモリはとっても褒め言葉です。念のため。
そして、キリ番40000番目のお客様。
毎日覗いて下さってる方々。
ありがとうございます。
サイトからブログへ移行したにもかかわらず、更新頻度が少ないままで申し訳ありません。
しかし私はもう、今はちょっと、駄目です。
恥ずかしながら宝塚を観るお金がありません。
「チケット代は活きた金」と言われましたが、活きた金も死んだ金も「無いものは無い」のでございます。
人生いろいろなのでございます。
今月はもうヤモリのトートの水夏希さんを再び目撃することは叶わないでしょう。
スカイステージも来月には解約の予定です。
たとえ僅かな時間でも、小銭でも働いて稼がなくちゃいけないので、ネタバレとか書くヒマはあんまりなさそう(ネタバレ一つ書くのに最低6時間くらいかかるのです)。
次回の観劇は宙組初日の6/22ですがその後はとんと未定です。
でもなんとか新公くらいは観たい・・・ぜひ観たい・・・観たいけど。
それでも書くことは止めないつもりです。
月一更新くらいでぼちぼち細々続けていって、
もうちょっと落ち着いたら、
もうちょっと元気になったら、
もうちょっと懐に余裕ができてきたら。
・・・もうちょっとしたら、また覗いてください。
休めず遊べず観にいけず。
日々忙しく過ごしていると、つい、自分が宝塚ファンであることを忘れそうになるものだ。
こんな時こそスカイステージ!
キラ星の如きスターを眺めるのだ!
居間のテレビで宝塚を流す日々。
しかし、ある日。
若手が2人で取材をしていた。
176号線沿いの『あいあいパーク』。
一度も入ったことがないので、興味津々で見ていたら、
「おまえ、サンテレビ(地元のローカル局)見てるんか?」
と父に言われた。
また、ある日。
ジゴロのかっこよさについ語ったあとで、
「素敵なジゴロにノックアウトされてみたいですね♪」
と、・・・萬あきらサンが言っていた。
そんなバンケイさんに私がノックアウトされてしまった。
そして、ある日。
とうとう私は重大なことに気がついた。
気づいてしまったのだ。
舞台では
「癒されるねえ」
と、笑って許せる可愛いお歌が、テレビで聴くと癒されるどころか
「頼むから口閉じといて!」
と言いたくなってしまうことに。
あまりの酷さに思わず沈黙。
隣りで父も沈黙していた。
私は大人しくチャンネル権を明け渡し、父の好きな演歌番組の天童よしみに静かに聴きいったのであった。
・・・ああ、テレビって、残酷だ。
(誰の歌? なんて、きいちゃダメ。)
日々忙しく過ごしていると、つい、自分が宝塚ファンであることを忘れそうになるものだ。
こんな時こそスカイステージ!
キラ星の如きスターを眺めるのだ!
居間のテレビで宝塚を流す日々。
しかし、ある日。
若手が2人で取材をしていた。
176号線沿いの『あいあいパーク』。
一度も入ったことがないので、興味津々で見ていたら、
「おまえ、サンテレビ(地元のローカル局)見てるんか?」
と父に言われた。
また、ある日。
ジゴロのかっこよさについ語ったあとで、
「素敵なジゴロにノックアウトされてみたいですね♪」
と、・・・萬あきらサンが言っていた。
そんなバンケイさんに私がノックアウトされてしまった。
そして、ある日。
とうとう私は重大なことに気がついた。
気づいてしまったのだ。
舞台では
「癒されるねえ」
と、笑って許せる可愛いお歌が、テレビで聴くと癒されるどころか
「頼むから口閉じといて!」
と言いたくなってしまうことに。
あまりの酷さに思わず沈黙。
隣りで父も沈黙していた。
私は大人しくチャンネル権を明け渡し、父の好きな演歌番組の天童よしみに静かに聴きいったのであった。
・・・ああ、テレビって、残酷だ。
(誰の歌? なんて、きいちゃダメ。)
『アオキイズミ』の名を聞いて、月組生徒の顔よりも
「知性の青き泉、キュア・アクア!」
と、アニメ(プリキュア5)が先に出てきちゃう己に宝塚ファンとしての限界を感じはじめた今日この頃。
既に一昨日のことですが。
舞台を観にいく元気がなくて。
舞台の映像、見てました。
スカイステージを見てました。
昔すぎると興味が失せるし、新しいのは
「観たいところが映らない!」
とストレスを感じてしまうので。
ちょっと昔が、ちょうどいい。
10年前の雪組『仮面のロマネスク』。
あの話は、ちょっと、すごかった。
要はやるやらないのお話で、
「静かになった。と、いうことは?」
「・・・と、いうことね!」
なーんて清く正しく美しい誤魔化し方に感服したものだった。
修学旅行の中学生諸君がえらい盛り上がっていたっけなあ。
テレビで見ても、美しかった2人。
眼差しに、指先に、唇の端にまで、細かな仕草をちりばめて。
振り撒くような色男の高嶺サンと、まさに大輪の花だった花總サン。
人妻役の星奈サンは艶やかな夜の星だった。
それにしても10年も経てば懐かしい顔ばかりだ。
泉つかさサンが好きだった。
葛城七穂サンが好きだった。
2人の渋い声色が好きだった。
あっ、あんなところに夢輝サンがいる。
汐美サンがいる。
華宮あいりちゃんもいる。
・・・あああ、貴城サンだ!
それに安蘭サンの綺麗なことといったら。
紺野まひるちゃんの可愛いことといったら。
モップを持って床掃除する初舞台生の中には悠未ひろ君がいた。
ものすごいインパクトがあって、忘れられない初舞台生だった。
ゴハンを食べながらだらだら流していたのだったが、
なつかしい顔を眺めるうちにいつしか見入っていた。
昔の思い出に浸っていた。
あの頃のことを思い出すのだ。
つきあっていた友達だとか、果てしなくしゃべっていた馬鹿話とか。
そういえばあの頃、高嶺サンがこともあろうに花のみちで、路駐でつかまりそうになっていたっけ。
今にも違反キップをきろうとしているお巡りさんを目にした高嶺サンは、
「待った待った待ったアー!」
時代劇のような大声をあげながら車へ駆けつけたのだった。
・・・思い出に浸ることは、陽だまりで昼寝するみたいに心地いい。
下手をするとこのまま過去に生きる女になってしまいそうなほどに。
それでもな。
やっぱり思ってしまうんだ。
美しい顔も歌声も仕草も、それはそれは懐かしいのだけれど。
懐かしい。
それだけだ。
何も感じることはできない。
10年前に感じたことを再び感じることはできない。
ヴァルモンとメルトゥイユのラストシーン、2人に流れるひしひしとした熱いものを感じとることはできなかった。
肌に触れる空気がないからだ。
なんだかんだ言って、結局、
・・・また、舞台が観たくなったのです。
「知性の青き泉、キュア・アクア!」
と、アニメ(プリキュア5)が先に出てきちゃう己に宝塚ファンとしての限界を感じはじめた今日この頃。
既に一昨日のことですが。
舞台を観にいく元気がなくて。
舞台の映像、見てました。
スカイステージを見てました。
昔すぎると興味が失せるし、新しいのは
「観たいところが映らない!」
とストレスを感じてしまうので。
ちょっと昔が、ちょうどいい。
10年前の雪組『仮面のロマネスク』。
あの話は、ちょっと、すごかった。
要はやるやらないのお話で、
「静かになった。と、いうことは?」
「・・・と、いうことね!」
なーんて清く正しく美しい誤魔化し方に感服したものだった。
修学旅行の中学生諸君がえらい盛り上がっていたっけなあ。
テレビで見ても、美しかった2人。
眼差しに、指先に、唇の端にまで、細かな仕草をちりばめて。
振り撒くような色男の高嶺サンと、まさに大輪の花だった花總サン。
人妻役の星奈サンは艶やかな夜の星だった。
それにしても10年も経てば懐かしい顔ばかりだ。
泉つかさサンが好きだった。
葛城七穂サンが好きだった。
2人の渋い声色が好きだった。
あっ、あんなところに夢輝サンがいる。
汐美サンがいる。
華宮あいりちゃんもいる。
・・・あああ、貴城サンだ!
それに安蘭サンの綺麗なことといったら。
紺野まひるちゃんの可愛いことといったら。
モップを持って床掃除する初舞台生の中には悠未ひろ君がいた。
ものすごいインパクトがあって、忘れられない初舞台生だった。
ゴハンを食べながらだらだら流していたのだったが、
なつかしい顔を眺めるうちにいつしか見入っていた。
昔の思い出に浸っていた。
あの頃のことを思い出すのだ。
つきあっていた友達だとか、果てしなくしゃべっていた馬鹿話とか。
そういえばあの頃、高嶺サンがこともあろうに花のみちで、路駐でつかまりそうになっていたっけ。
今にも違反キップをきろうとしているお巡りさんを目にした高嶺サンは、
「待った待った待ったアー!」
時代劇のような大声をあげながら車へ駆けつけたのだった。
・・・思い出に浸ることは、陽だまりで昼寝するみたいに心地いい。
下手をするとこのまま過去に生きる女になってしまいそうなほどに。
それでもな。
やっぱり思ってしまうんだ。
美しい顔も歌声も仕草も、それはそれは懐かしいのだけれど。
懐かしい。
それだけだ。
何も感じることはできない。
10年前に感じたことを再び感じることはできない。
ヴァルモンとメルトゥイユのラストシーン、2人に流れるひしひしとした熱いものを感じとることはできなかった。
肌に触れる空気がないからだ。
なんだかんだ言って、結局、
・・・また、舞台が観たくなったのです。
入ってしまった。
とうとう入ってしまった。
絶対に入らないはずだったのに!
凹んでる自分を励ますためと、モチベーション維持のために。
入ってしまった・・・タカラヅカ・スカイステージに。
なにしろ月額2500円である。
生舞台を観るより高いのである。
元を取ろうと思ったら、だいぶ頑張らねばならない。
「たくさん見るぞー!」
と決意も固く、
「朝から晩までタカラヅカだー!」
出勤前にさっそくTVをつけてみたら。
『この時間は放送しておりません』
なんだとー!
朝寝坊めー!
朝がダメなら帰宅後だ。
晩ゴハンを作りながら見ることにしよう。
最初に見たのは「OG情報」。
このあいだ卒業したばかりのスターさんがちょっぴり女らしくなっていたり、
その前に見送ったスターさんは相変らずオトコマエの兄ちゃんだったり、
あんなにもカッコよかったスターさんが親戚のおばちゃんそっくりになっていたり。
いろいろな人生が続いているんだなと思った。
次に登場したのは藤京子サン。
いかにも上品な姿勢で座り、
「皆様、御機嫌いかがですか」
ってな調子で話しだす。
ウィッグのCMか健康食品のTVショッピングでも始まったのかと思った。
だが始まったのは『フラッシュ・タカラヅカ』である。
10年以上前の。
たった1分間の番組だった。
たった1分間のために毎週ビデオ予約してたっけなあ(そして毎週、巻き戻ししすぎていたっけなあ)。
懐かしみながら玉子焼きをつくりながら、見ていた。
そしたら。
公演名を噛んじゃった水君が。
ふわふわだった頃の和央サンが。
もう可愛くて可愛くて可愛くて!
・・・玉子焼きがえらいことになってしまった。
そのあとも
「うわ! 可愛いな! あの子、何組?」
と大発見したつもりでよく見たら、キャスターの小林麻央ちゃんだったりしたけれど。
せっかくの宝塚番組だ。
せっかくのスカイステージだ。
これからは舞台化粧にも慣れていこう(今更?ってツッコミは受け付けない)。
たまにはトークも聞こうじゃないか。
フライパン片手にぼちぼち見ては、ここで呟いていきたいと思います。
とうとう入ってしまった。
絶対に入らないはずだったのに!
凹んでる自分を励ますためと、モチベーション維持のために。
入ってしまった・・・タカラヅカ・スカイステージに。
なにしろ月額2500円である。
生舞台を観るより高いのである。
元を取ろうと思ったら、だいぶ頑張らねばならない。
「たくさん見るぞー!」
と決意も固く、
「朝から晩までタカラヅカだー!」
出勤前にさっそくTVをつけてみたら。
『この時間は放送しておりません』
なんだとー!
朝寝坊めー!
朝がダメなら帰宅後だ。
晩ゴハンを作りながら見ることにしよう。
最初に見たのは「OG情報」。
このあいだ卒業したばかりのスターさんがちょっぴり女らしくなっていたり、
その前に見送ったスターさんは相変らずオトコマエの兄ちゃんだったり、
あんなにもカッコよかったスターさんが親戚のおばちゃんそっくりになっていたり。
いろいろな人生が続いているんだなと思った。
次に登場したのは藤京子サン。
いかにも上品な姿勢で座り、
「皆様、御機嫌いかがですか」
ってな調子で話しだす。
ウィッグのCMか健康食品のTVショッピングでも始まったのかと思った。
だが始まったのは『フラッシュ・タカラヅカ』である。
10年以上前の。
たった1分間の番組だった。
たった1分間のために毎週ビデオ予約してたっけなあ(そして毎週、巻き戻ししすぎていたっけなあ)。
懐かしみながら玉子焼きをつくりながら、見ていた。
そしたら。
公演名を噛んじゃった水君が。
ふわふわだった頃の和央サンが。
もう可愛くて可愛くて可愛くて!
・・・玉子焼きがえらいことになってしまった。
そのあとも
「うわ! 可愛いな! あの子、何組?」
と大発見したつもりでよく見たら、キャスターの小林麻央ちゃんだったりしたけれど。
せっかくの宝塚番組だ。
せっかくのスカイステージだ。
これからは舞台化粧にも慣れていこう(今更?ってツッコミは受け付けない)。
たまにはトークも聞こうじゃないか。
フライパン片手にぼちぼち見ては、ここで呟いていきたいと思います。