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2017/12/17 18:47 |
ビデオでネタバレ『鳳凰伝』
久しぶりに公式を開けたら、時代が進歩していた。
『「フレッツ」ご利用者向け ビデオ・オン・デマンド「タカラヅカ on Demand」配信開始について』

インターネットで舞台中継が見られる時代!
しかも懐かしい『鳳凰伝』!
525円は高いな~と思いつつ、購入してみた。

・・・そんで。

鳳凰伝のリクエストが前にあったので。
それに『NEVER』は書けないかもしれないので。

書いてみました。
ネタバレ報告『鳳凰伝』。
ビデオを見ながらネタバレを書く、最初で最後の試みです。
ブログとしてはありえないほど長文ですが、
それでも読めそうな方は以下へどうぞ。

  
***************************************

主人公はカラフ(和央ようかサン)
得意技は仁王立ち。
もちろん手は腰、コーヒー牛乳とか飲んでほしいポーズだ。
かなりエラソウだが、かつては王子様だったらしい。
国が滅んで今はさすらいの旅人。
まあバックパッカーだな。
だが一人旅ではないらしく、お小姓にゼリム(初嶺まよサン)という可愛い子供を連れている。

あるとき彼は、盗賊に襲われていたアデルマ(ふづき美世サン)を助けてやった。
盗賊なんて、ヒーロー・カラフにとっては小指一本でなぎ倒せる連中だ。

それにしてもこの盗賊たち、名前からして弱すぎる。
タンとかトンとか、子・卯・辰・酉・・・十二支?
ただ一人強そうなのは、バラク大親分(水夏希サン)だ。
ラサの出身ということはチベット人か。
黒づくめの井出達。
かっこよくきめて歌うんだ。
 「北京の民は洗脳されている。
  政府はビッグイベントを催して、民衆の目を政治からそらしているんだ。
  いわゆる『パンとサーカス』だな。
  民衆は眠らされ、夢をみているようなもんだ」
その夢を奪うのは誰だ?
 「俺だあー!」  
・・・おまえかよ。
なんか頼んないな。

北京にやってきたカラフは、思わぬ人と再会を果たします。
生き別れになっていたパパ(汝鳥伶サン)
今は落ちぶれて乞食をしているものの、さすがは元国王。
全身、豹柄です。
どこで拾ってきたのそんな服。

パパの面倒をみているのは可愛いタマル(彩乃かなみサン)
彼女は奴隷なのでパパに仕えているのだそうです。
もう国は滅びたんだし、自由にお行きって言ったのに、
 「私は罪を犯したので自分に罰を与えているんです」
はてしなくMの香りが漂います。
でもその罪とやらは、奴隷でありながら王子カラフの横顔を見たことなんだって。
まあこれも恋ですわ。

3人が感動の再会を果たしている間に、北京の民が楽しみにしている大イベントが始まりました。
それは命がけのクイズ番組。
この国の王女・トゥーランドットが出す3つの「なぞなぞ」に各国の王子が挑むというもの。
正解すれば王女を后にできるが(次期皇帝になれるらしい)、
間違えたら死刑!
実に分りやすく血なまぐさい催しものです。
民衆は
 「わーい、死刑だ死刑だ」
喜んでるし。

やがて巨大な月が昇る。
月のように冴えて美しい、無表情な顔の王女トゥーランドット(花總まりサン)がしずしずと現れ、
 「聞け。北京の民よ」
と低い声で歌いだす。
この歌・・・見事にドスのきいたの歌こそが、花總ホラーの始まりなのだ。
曰く、
 「昔、中国の姫君がよその国の兵士に乱暴されて殺された。
  今こそ復讐をしてやろう。
  かかって来い王子達よ、血祭りにあげてやろう!」
宣戦布告なのである。

しかも衣装もものすごい。
10メートルくらいある超お引きずり!
これみよがしに銀橋をわたる辺り、お引きずり部分に宣伝書いて歩いてもらったら良い広告になりそうである。

そんなトゥーランドットを一目みて、カラフは惚れた。
惚れすぎた。
 「あの女は私のものだ!」
私物化宣言。
そして彼は決意した。
 「よし、3つのなぞなぞに挑戦して、王女をもらうぞ!」
 「アホかおまえ!」
 「殺されるで!」
なんとか彼を止めようと、ゼリムもパパも半狂乱。
だがカラフは恋に狂った。
 「殺そうが殺されようが、決意は変わらん!
  邪魔する奴は叩き切る!」
剣まで抜くかー。
盗賊の親分・バラクはパパに言った。
 「あきらめろ、あいつはもう、悟りきっている」
それを言うなら狂いきっていると言うべきだ。

そんなこと言ってる間にまた一人、トゥーランドットの犠牲者が。
クイズに答えられなかった王子が処刑されるのだ。
まだ若いペルシアの王子(美羽あさひサン)で、トゥーランドットの半分くらいの年齢だろう。
これから処刑されるというのに
 「お慕いしておりますトゥーランドット様、たとえ死んでも」
澄んだ声で歌ってるではないか。
でも、たとえクイズに正解していても、君にあの魔女は扱えないと思うよ。

首切り役人はカッコよすぎの寿つかさ
隈取化粧が一瞬、デーモン小暮閣下かと思った。
怖すぎてコメディアン。

一方、偉大なる中国を統べる皇帝にしてトゥーランドットの生みの親、
萬あきら皇帝の実態は、かなりしょぼいお父さんだった。
娘・トゥーランドットに
 「そろそろこのイベントは止めへん?
  ワシ怖くなってきたわ~」
と持ちかけるが、娘は
 「まだまだー!」
とヤル気満々だ。
そんな娘が怖すぎて、逆らえなくて、しょぼくれオヤジは仕方なく玉座に座ってるようです。

・・・あ、カラフがセリ上がりしてきた。
衣装が変わってる。
でもまだ恋の病にとりつかれてて、嬉しそうに恋の喜びなんか歌ってるよ。
もうダメだなーこいつ。
手がつけられない状態なんだな。

だが相も変らず自信満々のカラフ。
得意技の仁王立ちでキメている。
もちろん、手は腰。
 「さあ来い!」
命をかけたなぞなぞイベントの始まりだ。

トゥーランドットはなぞなぞを書いた巻物を読み上げる。
よく見ると白紙だから、ひょっとしたらトゥーランドットは毎回自分でクイズを考えてくるんだろうか。
すごい才女やな。
 「第一問!
  明るくて、みんながほしがるもの。
  でもうまれては消えうせるものは?」
この答えはすぐに分った。
 「希望だ」
正解!

 「第二問! 体の中でボウボウ燃え盛ってるものは?」
 「血潮だ」
お見事、正解!

 「第三問!
  この世で一番強い人は?」

難しい問題だ。
カラフは悩んだ。
それをみてトゥーランドット様は嬉しそうに、早くも勝利のダンスをはじめた!
血に飢えて踊るダンス!
脱いでるし!
高笑いしてるし!
誰かこのひとに鞭とロウソクあげてちょうだい。

だがとうとうカラフは、最後の問題にも答えをだしたのだ。
 「世界で最強の女。
  答えはトゥーランドットだ」
ファイナルアンサー?
 「ファイナルアンサー!」
大正解!
ていうか、そのまま!

さあ大変だ。
なぞなぞは3つとも正解してしまった。
カラフの勝ちだ。
トゥーランドットは彼と結婚せねばならない。
感動した皇帝が王座から駆け下りてきて婿の手をとり、
 「これからはお父さんと呼んでくれ!」
なんて言ったが、お姫様は錯乱した。
地に倒れ伏して暴れた。
 「いやだー! 絶対いやー!」
いやよいやよも好きのうち。
だが彼女があんまり嫌がるので、哀しくなってきたカラフは妥協案をだした。
 「今度はこちらがクイズを出そう。
  ぼくの名前をあててくれ。
  正解したら、ぼくを処刑すればいい」

中国全土にお触れが出たのだろうか。
キョンシー貴柳があらわれて
 「今夜中にあの男の名前を調べるのだ!
  分らないときは、北京市民は全員、死刑だー!」
そんなむちゃな。
市民を皆殺しって。
どんなけ時間かかるねん。
首都が滅んだら国は終わりやろ。
・・・だが、北京の民はとっても素直。
客席を駆けずり回って名前を探索。
 「誰か、誰かあの男の名を知る者はいないかー!?」

だが民の恐慌をよそに、カラフ様ったら
 「俺様、天才。勝ったも同然」
と、来るべき朝の妄想にひたっている。

そこへやってきたアデルマ姫。
盗賊襲われたところをカラフに助けられた、亡国の王女である。
 「あのな、兄さん。トゥーランドットは鬼っせ?
  掟も約束もありますかいな、
  名前が分ろうが分るまいが、あんさん絶対、殺されまっせ。
  それより私と結婚して、一緒にコラサン王国を復活させましょうや」
つまりアデルマはカラフが好きなんだそうな。
「好みじゃないんで」と断ったら
 「あなたと結婚できないなら死ぬ覚悟です!」
刀を振り上げてみせた。
それなのにカラフったら、
 「勝手に死ねば? 俺には関係ねーよ」
・・・ものすごいクールだよな、オイ。

騒ぎが大きくなったので、豹柄好きのカラフのパパと、可愛いタマルと可愛いデリムは
バラクの手下に匿われることになった。
バラク親分カラフとは、いつの間にか男の友情が芽生えていたらしい。

その頃、トゥーランドット様は夢をみていました。
クイズ勝負に破れて死んでいった王子達の亡霊に襲われる夢です。
 「お慕いしておりますトゥーランドット姫、死んだ今でも・・・」
ああ、モテる女は辛いなあ。
亡霊にまで恋されちゃって。
と、そこへ颯爽と現れた仮面の男!
うっとおしい亡霊たちを追い払ってくれました。
 「なんて素敵な人なのかしら♪」
思わず抱きつくトゥーランドット。
男と2人、いい雰囲気で踊り、いいところまでいったのだけど、
ここで歴史に残る一問一答。
仮面の男が問いかける。
 「せつないか?」
 「おお、せつない」
 「熱いか?」
 「熱い、熱い、あついあついあつい」
男がお面を取ったら、カラフだった。
 「おおおお前はいやーーー!」
ここの絶叫、そのへんのホラーの効果音より怖いから。

目覚めてもまだ熱い熱いと火照っているトゥーランドット。
悶えすぎだよお姫様。
そこへアデルマがにやにやと笑いながら
 「あの男のせいですよね」
嬉しそ~に言ってきた。
 「いいネタ掴んだんだけど、聞きたい?」

可愛いタマルと可愛いタンと可愛いトンが遊んでいる。
子守唄をきいて
 「おかあさーん」
と泣いてるゼリムが可愛すぎるが、そこへヒューンと矢が飛んできて突き刺さった。
敵襲だ!
アデルマがみんなの居場所をチクったせいで、トゥーランドットの手先が攻めてきたのだ。
敵の兵士がみんな消防士みたいな格好なんでちょっと笑える。
そのくせ子供から殺すなんて非道である。

消防士軍団は強く、弱っちい盗賊はどんどんやられていく。
そんな中、バラクさすがは親分様だ。
華麗な槍さばきで消防士たちをメッタ斬り!
だが多勢に無勢、ついにはバラクも本水の中でびちょびちょになって、
いや水もしたたる水夏希になって、
 「カラフ、生きろよー」
と絶叫しながら自分は死んだ。
・・・今、カラフって言わなかったか?
敵さんに聞きつけられたらどうすんだろう。

 「聞け~北京の民よ~」
再びトゥーランドット様の恐怖ソング。
 「あの男の身内を捕まえた!
  拷問にかけてあいつ名前を聞きだしてやろう!」
拷問の役を買ってでたのはアデルマさんだ。
キンキン声をはりあげて
 「さあ、あの男の名を言えええええ!」
尋問だけでは気が済まず、首切役人の手から鞭を取り上げて自らビシバシ打ちまくる。
・・・女のヒステリーって怖い。
 「名前が分ればあなたは死ぬ、そうすればトゥーランドットとは結ばれない、
  私はたとえ首だけになっていてもあなたが欲しいのよ!」
女の激しい情念を目の当たりにしたカラフは一言、
 「愚かな」
・・・うーん、君もいい勝負だと思うのよ私。

と、突如タマルが発狂した!
けたたましい笑い声をあげて立ち上がったかと思うと、首切り役人に襲い掛かり、
その腰から刀をひっこぬいて己の身をグサリと刺した!
首切役人、何やってんだ!
怖いのは顔だけか!
瀕死のタマルはこう言った。
 「トゥーランドット様、ごらんください。これが愛です。
  身分にかかわらず命をかけるもの、それが愛。
  あなた様ならきっと分るはず」
・・・どうしてそう思えるのかちょっと不思議ですが。
可愛いタマルは死に、ヒステリーのアデルマは追放の身に。

どさくさにまぎれてトゥーランドットは忘れられた。
完全に忘れられた。
 「ちょっとみんな~シカトしないでしょ?
   今日の主役は私なのに」
拗ねるトゥーランドット。
実は彼女、皇帝の一人っ子だったらしい。
お父さんはきっと、
 「本当は男の子がほしかったんだけど」
とか言いながら育てたんだろう。
それで彼女は、女でも国を治められることを父に見せようと、これまで戦ってきたらしい。
・・・今のままで十二分に強力な女帝っぷりだと思うのですが。

タマルは、「トゥーランドット様には愛が分る」と言っていた。
カラフはそれに賭けることにした。
 「ぼくの名前はカラフだよ。君の好きにするといい」
 「マジで?」
トゥーランドットは喜んだ!
手ずからドラを打ち鳴らし、民衆を集めた。
 「この男の名前がわかったぞー!」
おおお!
これは一大発表だ!
ついにあの男の名前が分ったのか。
処刑が見られるのか!
民衆はわくわくして集まったはずだ。
そうしてトゥーランドット様の口からおもむろに発表が。
 「この男の名前は・・・愛!」
なんでやねん!
固まる民衆。
実は「愛ちゃん」とか言わへんよな!?
呆然としている民にむかってトゥーランドットは
 「私、このひとと結婚しまーす!」
と言い放った。

2人のキスで大喜びする民衆。
死刑三昧の日々はもう終わったのだ。
首切役人は失業するのだろうか。
カラフは花婿衣装を着せられて
 「皆さん、これからは平和な良い国にします!」
と誓った。
すっかり入り婿。
中国の王様である。
自分ちの王国(そういえば名前が一度も出てこない)の復活はもう諦めたらしいよ。

最後は盛大に結婚披露宴。
新郎新婦がでかでかとセリ上がりしています。
 「命を大事にしましょう~」
なんて歌ってるけど、おいおい、そこの花嫁さん!
仰山ひと殺しといて自分だけ幸せになるんかい?
盗賊の生き残りのタン・トンも、仇が目の前でハッピー満開させてるのに
 「親分成仏してください~」
とか言ってる場合なのか。

やっぱり最高、このお話。
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2006/03/27 00:02 | メディアと出版物

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