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2024/04/20 13:17 |
狸とファントムと、冬の庭
15年ぶりくらいで宝塚ファンに復帰した従妹がいる。
スカイステージに加入したと言うので、
 「窓から大劇場が見えるくらい近所に住んでるくせに、
  なんでスカイステージが必用なん?」
と訊いたら
 「懐かしいのが観たいねん!
  峰さを理さんとか、平みちさんとか」
うんうん。
みんなカッコよかったもんね。

スカイステに加入したその日、
彼女は旦那さんと2人でテレビの前に座り、
わくわくしながらスイッチを入れたそうだ。
・・・そしたら、何が映ったと思う?
 「『狸御殿』だよ!」
懐かしいあの人が。
憧れていたあの人が。
みんな揃ってポンポコポン。
旦那さんに
 「これは、アリなん?」
と訊かれた彼女は
 「ナシ!」
と答えてしまったという。
15年ぶりの現実は厳しかった。
 
その従妹の家で「ファントム合宿」を行った。
花組版と宙組版、2つのファントムを両方見ましょうという合宿だ。
私は普段、映像の宝塚はあんまり見ない。
アップで見る宝塚化粧がコワイからというのが主な(ウソの)理由だが、
・・・誰かと一緒にワイワイ見るのは楽しいものである。

私達は主に、
あれだけ尽くしているのに「自分のこともできない」と言われている従者たちに同情し、
一人では何もできないのはエリックの方じゃないかと怒り、
ついでに日向燦ちゃんについて語りあった。
従妹は「見るたびに泣いてしまう」と言いながら、
ファントム誕生の場面で
 「ファントムのお母さん、顔に小麦粉をつけてはるわ」
と冷静に観察していた。

帰りにDVDをもらった。
これは家で一人で見た。
星組『ヴィンター・ガルテン』。
2003年の公演だ。
・・・あれから3年。
たった3年しか経っていないのに。
なんでこんなに懐かしいんだろう。
なんであんなに熱かったんだろう。
気がつけば、半泣き半笑いになってる自分がいた。

映像も、いいもんだな(たまには)。

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2006/11/21 21:09 | メディアと出版物

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