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2024/03/29 03:10 |
スカステを見た。『仮面のロマネスク』
『アオキイズミ』の名を聞いて、月組生徒の顔よりも
  「知性の青き泉、キュア・アクア!」
と、アニメ(プリキュア5)が先に出てきちゃう己に宝塚ファンとしての限界を感じはじめた今日この頃。

既に一昨日のことですが。
舞台を観にいく元気がなくて。
舞台の映像、見てました。
スカイステージを見てました。
昔すぎると興味が失せるし、新しいのは
 「観たいところが映らない!」
とストレスを感じてしまうので。
ちょっと昔が、ちょうどいい。
10年前の雪組『仮面のロマネスク』。

あの話は、ちょっと、すごかった。
要はやるやらないのお話で、
 「静かになった。と、いうことは?」
 「・・・と、いうことね!」
なーんて清く正しく美しい誤魔化し方に感服したものだった。
修学旅行の中学生諸君がえらい盛り上がっていたっけなあ。

テレビで見ても、美しかった2人。
眼差しに、指先に、唇の端にまで、細かな仕草をちりばめて。
振り撒くような色男の高嶺サンと、まさに大輪の花だった花總サン。
人妻役の星奈サンは艶やかな夜の星だった。

それにしても10年も経てば懐かしい顔ばかりだ。
泉つかさサンが好きだった。
葛城七穂サンが好きだった。
2人の渋い声色が好きだった。

あっ、あんなところに夢輝サンがいる。
汐美サンがいる。
華宮あいりちゃんもいる。
・・・あああ、貴城サンだ!
それに安蘭サンの綺麗なことといったら。
紺野まひるちゃんの可愛いことといったら。

モップを持って床掃除する初舞台生の中には悠未ひろ君がいた。
ものすごいインパクトがあって、忘れられない初舞台生だった。

ゴハンを食べながらだらだら流していたのだったが、
なつかしい顔を眺めるうちにいつしか見入っていた。
昔の思い出に浸っていた。
あの頃のことを思い出すのだ。
つきあっていた友達だとか、果てしなくしゃべっていた馬鹿話とか。

そういえばあの頃、高嶺サンがこともあろうに花のみちで、路駐でつかまりそうになっていたっけ。
今にも違反キップをきろうとしているお巡りさんを目にした高嶺サンは、
 「待った待った待ったアー!」
時代劇のような大声をあげながら車へ駆けつけたのだった。

・・・思い出に浸ることは、陽だまりで昼寝するみたいに心地いい。
下手をするとこのまま過去に生きる女になってしまいそうなほどに。

それでもな。
やっぱり思ってしまうんだ。
美しい顔も歌声も仕草も、それはそれは懐かしいのだけれど。
懐かしい。
それだけだ。
何も感じることはできない。
10年前に感じたことを再び感じることはできない。
ヴァルモンとメルトゥイユのラストシーン、2人に流れるひしひしとした熱いものを感じとることはできなかった。
肌に触れる空気がないからだ。

なんだかんだ言って、結局、
・・・また、舞台が観たくなったのです。
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2007/05/13 00:34 | メディアと出版物

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