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2025/07/15 04:48 |
お客様への注意事項
昨日、大劇場へ行ったら。
開演前のアナウンス『客席への注意事項』がまた増えていました。
それでなくても
 「隠し撮りはやめてね」
 「録音もダメ」
 「携帯は電源OFF」
 「子供の口はふさいで」
 「前かがみになるな!」
などなど、たくさんあるんですが。
今日増えたのは
 「特定の人への多大な拍手や掛け声は勘弁してね」
てなモノ。
・・・一体、何をやらかしたのだ?
お茶目さんが多いんだから、もう。

注意事項はここ数年で倍増した。
近頃では娘役が録音した「お客様へお願い申し上げます」もある。
たくさんの「注意事項一覧」が読み上げられているのを聞くたび、なんだかちょっと、恥ずかしい。

宝塚大劇場はオペラハウスじゃない。
いろんな人がいていろんな楽しみ方があって、
いろんな人みんなを受け入れくれる劇場だと思う。
だから互いに、自分と違う人のことを考えないといけないんだろうなあ。
狭い空間にたくさんの人間がひしめきあって2時間半、
じっと座ってることの難しさを思う。
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2005/11/26 22:50 | 宝塚雑談
宝塚で「あーあ」と思うとき。
宝塚で、ちょっと「あーあ」と思うとき。


宝塚は初めてという人と観にいったら
ショーで男役どうしがものすごく絡んでいて、
 「これって・・・いいの・・・?」
と訊かれたとき。

「ファンにはいいらしいよ」
と他人事のように答えておく。


舞台中継を見よう!と茶の間のテレビをつけたら
たまたまラブシーンだったとき。
しかも結構アップだったとき。

洋画で濡れ場になったとたん、チャンネルを変えるオヤジの気分がよく分る。


男役が女をやったら「さすがにこれは無理だろう」という出来具合だったとき
不憫すぎて目のやり場に困る。


花のみちで思わず
 「たまにはお風呂くらい入れよ」
と声をかけたくなるようなファンを見かけたとき。

あのへんにたむろする中には、事情を抱えた人が多いことは知ってる。
だけど、お風呂くらいは入れると思うのだ。


ネット上で、おそろしい勢いでジェンヌの悪口を書きたてている人を見たとき
世の中、病んでる人が多いなあって思う。


褒めないと怒られるとき
個人の感想に反論されてもね。


千秋楽などを観にいったら
 「今日スタンディングするらしいよ」
と回ってきたとき。
または「いかにも」な人々が率先して立ち上がったとき

そしてスタンディングしない人が睨まれているのを目撃したとき・・・。


ファンクラブどうしが拍手合戦で張り合っていたとき。
馬鹿馬鹿しくて笑えた。


ファンの口から「退めろ」という言葉が出てきたとき
「死んでいい人間がおらんのと同じように、『退めていい』子は一人もいない。気持ちは分るねんけども、心の中でどんなに思っていても、ファンならそれは口にしたらアカン言葉や」
私に宝塚を教えてくれた師匠がそう言ってた。

2005/10/26 22:48 | 宝塚雑談
ベルばらが観たい
『ベルサイユのばら』。
・・・この響き。
甘ったるくてうんざりするような響き。
ごてごてしたドレスに金髪縦ロールのカツラ、
マッシュルームカットが無理ありすぎな子役に中性的な主人公、
セリフは古風で日本語が迷走、歌いだしたら
  「愛~愛~愛~」
これはギャグか。
濃くてきもちわるくてイロモノな宝塚歌劇の代表作、『ベルサイユのばら』。

 「また、やるんかい。
  原作は良いけど舞台も昔は良かったかもしれないけど
  21世紀のファンはついていけないよ。」
そう思ったのは2001年の再演のときだった。

あれから4年。
何が起こったのか。
今の私は『ベルばら』が観たい。

生身の人間の悩みを描いた作品、
平和への祈りをこめた作品、
センスがよくて外の世界に通用する作品・・・
時代が求めているのは、そんなタカラヅカなのだろうと思う。

もう少し若くて柔軟で、元気いっぱいだったら
こんな時代について行けたかもしれない。
もう少し元気だったら。

だけど私は疲れてしまった。
現実を忘れたいと思ったとき、現実から一番遠くにある世界、
それが「夢の世界のタカラヅカ」だったのだ。

夢の世界。
なんと甘ったるくて空々しい言葉だろう!
思わず寒気を覚えてしまう。
だけどその空々しい世界を平気な顔して見せてくれるのがタカラヅカじゃないか。
現実に疲れた私が望むのは、他所ではみられない夢だ。

だから私は『ベルばら』でいい。
好きな話じゃないけれど、あれは間違いなくタカラヅカだ。
どうしようもないほどタカラヅカだ。
ぼんやりと、へらへらと、友達みんなで『ベルばら』が観たい。

2005/09/08 22:48 | 宝塚雑談

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