私にとって、花總まりサンの退団発表は
茶の間の天井突き破って隕石が落ちてきたくらいの衝撃。
今の私の気持ちは
走行距離が18万キロを越え、いつ故障するかとビクビクしつつも
「まだまだ走れる! この車、上等やからな!」
と乗り続けてきた愛車が、ある朝突然動かなくなった時のような気持ち。
皆様こんばんは。
未だ衝撃さめやらぬ、だだでございます。
そりゃ、予想くらいはついてたよ。
誰でもいつかこの日が来るさ。
分ってるけど寂しいな・・・と、言うところだ他の人ならば。
それだけの言葉で済ませてしまうには、十一年は長すぎる。
その存在はデカすぎる。
ミーミルは観たし新公のスカーレットも観た。
バウも何本か観た覚えがある。
もちろんシシーもナターシャもアントワネットも
トップになってからの大劇場は全て観てる。
私は一体、どれだけこの人を観てきたのだろう。
トップお披露目の『雪之丞変化』のパンフレットを開いたら
和央ようかサンは新公主役をやっていたし。
研究科一年のところには霧矢大夢サンがいた。
今のファンの半分くらいは、「女帝以前」の宝塚を知らないのではないだろうか。
なんて偉大なんだ。
いや、皮肉ではない。
長いから凄いんじゃなく、凄いから長いんだ。
結局はそういうことだと思う。
そういえば、初めて
「花ちゃん退団するらしいよ」
という噂を耳にしたのは10年前だった。
「退団するからファンクラブが会費を半年分しか集めてないらしいよ」
なんてことを聞いたのが8年くらい前。
「今度は本当らしい」
って囁かれたのが5年前。
そして今日。
『宙組主演娘役 花總まり 退団のお知らせ』
・・・ついに本懐をとげるのか。
だから今日の日記はこの名言でしめくくろう。
さあ皆様もご一緒に!
「GOGO! HANACHANG!
HANACHANG、命~!」
茶の間の天井突き破って隕石が落ちてきたくらいの衝撃。
今の私の気持ちは
走行距離が18万キロを越え、いつ故障するかとビクビクしつつも
「まだまだ走れる! この車、上等やからな!」
と乗り続けてきた愛車が、ある朝突然動かなくなった時のような気持ち。
皆様こんばんは。
未だ衝撃さめやらぬ、だだでございます。
そりゃ、予想くらいはついてたよ。
誰でもいつかこの日が来るさ。
分ってるけど寂しいな・・・と、言うところだ他の人ならば。
それだけの言葉で済ませてしまうには、十一年は長すぎる。
その存在はデカすぎる。
ミーミルは観たし新公のスカーレットも観た。
バウも何本か観た覚えがある。
もちろんシシーもナターシャもアントワネットも
トップになってからの大劇場は全て観てる。
私は一体、どれだけこの人を観てきたのだろう。
トップお披露目の『雪之丞変化』のパンフレットを開いたら
和央ようかサンは新公主役をやっていたし。
研究科一年のところには霧矢大夢サンがいた。
今のファンの半分くらいは、「女帝以前」の宝塚を知らないのではないだろうか。
なんて偉大なんだ。
いや、皮肉ではない。
長いから凄いんじゃなく、凄いから長いんだ。
結局はそういうことだと思う。
そういえば、初めて
「花ちゃん退団するらしいよ」
という噂を耳にしたのは10年前だった。
「退団するからファンクラブが会費を半年分しか集めてないらしいよ」
なんてことを聞いたのが8年くらい前。
「今度は本当らしい」
って囁かれたのが5年前。
そして今日。
『宙組主演娘役 花總まり 退団のお知らせ』
・・・ついに本懐をとげるのか。
だから今日の日記はこの名言でしめくくろう。
さあ皆様もご一緒に!
「GOGO! HANACHANG!
HANACHANG、命~!」
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宝塚で、ちょっと「あーあ」と思うとき。
宝塚は初めてという人と観にいったら
ショーで男役どうしがものすごく絡んでいて、
「これって・・・いいの・・・?」
と訊かれたとき。
「ファンにはいいらしいよ」
と他人事のように答えておく。
舞台中継を見よう!と茶の間のテレビをつけたら
たまたまラブシーンだったとき。
しかも結構アップだったとき。
洋画で濡れ場になったとたん、チャンネルを変えるオヤジの気分がよく分る。
男役が女をやったら「さすがにこれは無理だろう」という出来具合だったとき
不憫すぎて目のやり場に困る。
花のみちで思わず
「たまにはお風呂くらい入れよ」
と声をかけたくなるようなファンを見かけたとき。
あのへんにたむろする中には、事情を抱えた人が多いことは知ってる。
だけど、お風呂くらいは入れると思うのだ。
ネット上で、おそろしい勢いでジェンヌの悪口を書きたてている人を見たとき
世の中、病んでる人が多いなあって思う。
褒めないと怒られるとき
個人の感想に反論されてもね。
千秋楽などを観にいったら
「今日スタンディングするらしいよ」
と回ってきたとき。
または「いかにも」な人々が率先して立ち上がったとき。
そしてスタンディングしない人が睨まれているのを目撃したとき・・・。
ファンクラブどうしが拍手合戦で張り合っていたとき。
馬鹿馬鹿しくて笑えた。
ファンの口から「退めろ」という言葉が出てきたとき
「死んでいい人間がおらんのと同じように、『退めていい』子は一人もいない。気持ちは分るねんけども、心の中でどんなに思っていても、ファンならそれは口にしたらアカン言葉や」
私に宝塚を教えてくれた師匠がそう言ってた。
宝塚は初めてという人と観にいったら
ショーで男役どうしがものすごく絡んでいて、
「これって・・・いいの・・・?」
と訊かれたとき。
「ファンにはいいらしいよ」
と他人事のように答えておく。
舞台中継を見よう!と茶の間のテレビをつけたら
たまたまラブシーンだったとき。
しかも結構アップだったとき。
洋画で濡れ場になったとたん、チャンネルを変えるオヤジの気分がよく分る。
男役が女をやったら「さすがにこれは無理だろう」という出来具合だったとき
不憫すぎて目のやり場に困る。
花のみちで思わず
「たまにはお風呂くらい入れよ」
と声をかけたくなるようなファンを見かけたとき。
あのへんにたむろする中には、事情を抱えた人が多いことは知ってる。
だけど、お風呂くらいは入れると思うのだ。
ネット上で、おそろしい勢いでジェンヌの悪口を書きたてている人を見たとき
世の中、病んでる人が多いなあって思う。
褒めないと怒られるとき
個人の感想に反論されてもね。
千秋楽などを観にいったら
「今日スタンディングするらしいよ」
と回ってきたとき。
または「いかにも」な人々が率先して立ち上がったとき。
そしてスタンディングしない人が睨まれているのを目撃したとき・・・。
ファンクラブどうしが拍手合戦で張り合っていたとき。
馬鹿馬鹿しくて笑えた。
ファンの口から「退めろ」という言葉が出てきたとき
「死んでいい人間がおらんのと同じように、『退めていい』子は一人もいない。気持ちは分るねんけども、心の中でどんなに思っていても、ファンならそれは口にしたらアカン言葉や」
私に宝塚を教えてくれた師匠がそう言ってた。
全国ツアーのベルばらも、もうすぐ終り。
劇団公式HPには『ベルばら』特設サイトがあるらしいが
韓国側にもベルばらサイトが存在することを教えてもらった。
写真あり動画ありで宝塚歌劇の紹介をしてくれる。
読めればおもしろそうなのだが、なにしろ韓国語。
ぜんぜん分らないのでエキサイトのWEB翻訳を使うことにした。
すると・・ねえ。
仕方がないんだけどねえ。
WEB翻訳には付き物ですが
皆さんの芸名がエライことになってしまいました。
以下は気に入った名前を抜粋。
匹ユズミ Yuzumi Mari ・・・男一匹オトコマエな柚長!
侍奴部ムラサキ Shinobu Murasaki・・・艶奴?
スズミ酸っぱいです Shio Suzumi・・・すっぱいですか。
酸っぱいというマスミ Masumi Shiran ・・・あなたもすっぱいですか。
他月地敷布団 Yo- Tatsuki ・・・敷布団とは、ちょっとヒドイ。
来るよ迷乱 Miran O-ma ・・・乱れないでね大真みらん
モモカ私利 Sari Momoka ・・・私利に走るももか姐さん、怖っ!
銀座アーミー Ami ginga ・・・なんかすごい飲んでそう
Kazuki神さま Shin Kazuki ・・・参りましたわ
夜店でYumi Yu-mi Yashiro ・・・夜店でGO!
ついでに専科さんは
ミサノーエで Misa Noeru
・・・ちょっと可愛いね。次からミサノーエって呼びましょう
一時が万事この調子だから疲れてしまう。
お次は演出家プロフィール。
日本では「飢えだ」と変換される彼がこんな良い字になっちゃったよ。
Ueda真摯
1977 年にはアメリカ文学の最高まね 『風と共に去りぬ』を舞台化
まねなんかあれは! 問題発言やな。
1991 年 『資金性の落日』
ビジネスの話みたいやな。
最後は買収されて終りとか。
『紫禁城の落日』ビジネス版。
ダカラズカ歌劇団引っ越し特別顧問で就任
引越し?怖いこと言わんといて!
他だからマサズミ
谷正純ね
1986 年『散る花よ , 風の音を聞きなさい』
聞きなさい言われても
1987 年 『赤黒く乗るお前』
AVみたいですな。
『あかねに燃ゆる君』のことでしょうか。
1988 年 『歓迎日記』
88年というと『おもかげ草紙』?分りにくっ!
2004年『涙の足 , 笑いの足』
なんで「足」になるんだろう。
○藤井Daisuke
大介君本人のことよりも
『ダカラズカドリームキングドム』ではミッキー , Saitoと共同演出
ミッキー。
ミッキー。
三木章雄。
いいんだ。ミッキーで。
ちなみに、主演男役は「株男性役」。
『ペルゼン伯爵役ゴズキワタル』の談話は
「歌も踊りも演技ももっとお上手になりたい」
だってさ。
お上手になってネ!
としか言えないよ、もう。
だが、こんな恐ろしい翻訳文の中で、まともに読める記事もあった。
現実と戦うメルヘン, ダカラズカ
と題された、ゾンヒェヤングという作家の談だ。
「愛するから, この一言で説明される世界だなんて明快ではないか!」
うん、うん。
「歌舞伎・京劇が伝統性を固守したことと違って、果敢な現代化を選んだダカラズカは, 持続的なスタッフの海外研修を通じて西欧の感覚と時流を作品にとかす努力をして来たし」
そうなんだよなー。
偉いよなータカラヅカって。
「こんな外部的な努力に比べてこの世界が描き出している人と愛のメッセージは、ややもすると古臭いかも知れない。しかし、だからこそ現実の中で守りたい大事さはないか。『そして幸せに暮しました』で終わる現実を作るために胸深くおさめたい夢、その夢を見るようにすることはダカラズカだ」
・・・ものは言い様だよなー
そして最後に。
掲示板でこんな文字を発見!
「ダカラズカ韓日ファン合コン
韓国, 日本ファンが皆集まってダカラズカ歌劇団とともにするファン合コンを開きます」
韓日合コン!
それいいな!
ジェンヌも来るらしいで!
と思ったけど、後で聞いたら「ファンミィーティング」なんだって。
合コンじゃなくてちょっと残念。
以上、韓国公演サイト『神話となった人達!宝塚歌劇韓国公演!』のWEB翻訳抜粋でした。
劇団公式HPには『ベルばら』特設サイトがあるらしいが
韓国側にもベルばらサイトが存在することを教えてもらった。
写真あり動画ありで宝塚歌劇の紹介をしてくれる。
読めればおもしろそうなのだが、なにしろ韓国語。
ぜんぜん分らないのでエキサイトのWEB翻訳を使うことにした。
すると・・ねえ。
仕方がないんだけどねえ。
WEB翻訳には付き物ですが
皆さんの芸名がエライことになってしまいました。
以下は気に入った名前を抜粋。
匹ユズミ Yuzumi Mari ・・・男一匹オトコマエな柚長!
侍奴部ムラサキ Shinobu Murasaki・・・艶奴?
スズミ酸っぱいです Shio Suzumi・・・すっぱいですか。
酸っぱいというマスミ Masumi Shiran ・・・あなたもすっぱいですか。
他月地敷布団 Yo- Tatsuki ・・・敷布団とは、ちょっとヒドイ。
来るよ迷乱 Miran O-ma ・・・乱れないでね大真みらん
モモカ私利 Sari Momoka ・・・私利に走るももか姐さん、怖っ!
銀座アーミー Ami ginga ・・・なんかすごい飲んでそう
Kazuki神さま Shin Kazuki ・・・参りましたわ
夜店でYumi Yu-mi Yashiro ・・・夜店でGO!
ついでに専科さんは
ミサノーエで Misa Noeru
・・・ちょっと可愛いね。次からミサノーエって呼びましょう
一時が万事この調子だから疲れてしまう。
お次は演出家プロフィール。
日本では「飢えだ」と変換される彼がこんな良い字になっちゃったよ。
Ueda真摯
1977 年にはアメリカ文学の最高まね 『風と共に去りぬ』を舞台化
まねなんかあれは! 問題発言やな。
1991 年 『資金性の落日』
ビジネスの話みたいやな。
最後は買収されて終りとか。
『紫禁城の落日』ビジネス版。
ダカラズカ歌劇団引っ越し特別顧問で就任
引越し?怖いこと言わんといて!
他だからマサズミ
谷正純ね
1986 年『散る花よ , 風の音を聞きなさい』
聞きなさい言われても
1987 年 『赤黒く乗るお前』
AVみたいですな。
『あかねに燃ゆる君』のことでしょうか。
1988 年 『歓迎日記』
88年というと『おもかげ草紙』?分りにくっ!
2004年『涙の足 , 笑いの足』
なんで「足」になるんだろう。
○藤井Daisuke
大介君本人のことよりも
『ダカラズカドリームキングドム』ではミッキー , Saitoと共同演出
ミッキー。
ミッキー。
三木章雄。
いいんだ。ミッキーで。
ちなみに、主演男役は「株男性役」。
『ペルゼン伯爵役ゴズキワタル』の談話は
「歌も踊りも演技ももっとお上手になりたい」
だってさ。
お上手になってネ!
としか言えないよ、もう。
だが、こんな恐ろしい翻訳文の中で、まともに読める記事もあった。
現実と戦うメルヘン, ダカラズカ
と題された、ゾンヒェヤングという作家の談だ。
「愛するから, この一言で説明される世界だなんて明快ではないか!」
うん、うん。
「歌舞伎・京劇が伝統性を固守したことと違って、果敢な現代化を選んだダカラズカは, 持続的なスタッフの海外研修を通じて西欧の感覚と時流を作品にとかす努力をして来たし」
そうなんだよなー。
偉いよなータカラヅカって。
「こんな外部的な努力に比べてこの世界が描き出している人と愛のメッセージは、ややもすると古臭いかも知れない。しかし、だからこそ現実の中で守りたい大事さはないか。『そして幸せに暮しました』で終わる現実を作るために胸深くおさめたい夢、その夢を見るようにすることはダカラズカだ」
・・・ものは言い様だよなー
そして最後に。
掲示板でこんな文字を発見!
「ダカラズカ韓日ファン合コン
韓国, 日本ファンが皆集まってダカラズカ歌劇団とともにするファン合コンを開きます」
韓日合コン!
それいいな!
ジェンヌも来るらしいで!
と思ったけど、後で聞いたら「ファンミィーティング」なんだって。
合コンじゃなくてちょっと残念。
以上、韓国公演サイト『神話となった人達!宝塚歌劇韓国公演!』のWEB翻訳抜粋でした。
『歌劇』を買った。
実に6年ぶりのことである。
だが、この雑誌の長い歴史の中では
6年なんてほんの昨日のことなのだろう。
今月も、6年前と同じように花總まり氏が表紙を飾っている。
時が止まった感覚に微かに震える手で表紙をめくる。
めくるといきなり。
鬼のように怖い顔のお姉さんが睨みつけてくるではないか。
誰やあんた!?
と思ったらファッションモデルだった。
なんだ、広告か。
呪いかと思った。
おかげで隣の湖月氏が、3割増しで可愛くみえた。
○ スターのカラーポート美しいあの人が。
カッコイイあの人が。
そろいもそろって自己陶酔ポーズでキメている。
「私に惚れて御覧なさい」
・・・そうなのだ。
このカラーポートこそが、この世界への扉。
時代錯誤な雰囲気や
憂いをたたえたフェアリーな眼差しや
本人はカッコイイと思ってるらしい謎めいたポーズに
「ステキ!」
と打ち震えることがファンへの第一歩なのだ。
宝塚って不変だなあ。
○ 舞台写真
写真は瞬間を留める道具である。
2時間半にわたる舞台がどんなに美しくても
写真に残るのはシャッターの下りた一瞬なワケで、
・・・ときどきエライことになってる人がいるよな。
○ 月組さんの座談会
公演の説明とか意気込みとかを語るコーナー。
写真の中央付近に映る彼女の
「仕事でなきゃ来ないわよ」
なビジネス笑顔が印象的。
もう一つ印象的だったのが谷先生の
「フェアリー・タイプの男役アサコ」
という言葉。
瀬奈サンてフェアリータイプやったんか。
ひとつ勉強になったわ。
○ えと文、楽屋日記
昔ながらの
「タイトルの由来とアンケートで原稿を埋める作戦」
も健在だが、近頃では
「大量の絵文字でごまかすぞ作戦」
も横行しているらしい。
ハートマークとか水玉とか渦巻きとかお花とか、
おばちゃんにはどう読んだらいいか分らない記号の羅列。
「!」いくつ並べるねん谷みずせ。
・・・面倒くさいのでだんだん斜め読みになってきた。
○ 楽屋取材
こんなところでもアズチューナが怖かった。
○ ランキング・トーク未来さんの鍋が食べたい。
○ 短波長波
昔から、このコーナーの存在意義が分らない。
○ スカイステージ体験記これが一番おもしろかった。
体験記と言いながら、つまりはスカステの勧誘だよな。
遠野あすか嬢のセールストークは
「気になる番組がたくさんあってワクワク!」
「一度つけたら、一日中つけっぱなしに!」
などとテレビショッピング風で
「今回はなんと、羽枕をもう一つをプレゼント!」
くらい言いそうな勢いなのである。
お仕事だから何とでも言うし、書かれるのだろうが、
ご苦労様なことである。
○ ガイチのDon't Worry!・・・いろんなコーナーがあるもんやな。
この忙しい時に人生相談まで受け付けてるのか。
「あんたらの好きにせえや」とも言われへんしな。
一つ一つ真摯に答えて、ええ人やなあ。って、仕事か。
私も初風サンに相談したいわ。
「いちゃもんばっかり付ける性格なんですが、
どうすれば治せますか?」
少女時代、胸をときめかせて『歌劇』を読んだ、
私のピュアな心はどこへいったのだろうか。
実に6年ぶりのことである。
だが、この雑誌の長い歴史の中では
6年なんてほんの昨日のことなのだろう。
今月も、6年前と同じように花總まり氏が表紙を飾っている。
時が止まった感覚に微かに震える手で表紙をめくる。
めくるといきなり。
鬼のように怖い顔のお姉さんが睨みつけてくるではないか。
誰やあんた!?
と思ったらファッションモデルだった。
なんだ、広告か。
呪いかと思った。
おかげで隣の湖月氏が、3割増しで可愛くみえた。
○ スターのカラーポート美しいあの人が。
カッコイイあの人が。
そろいもそろって自己陶酔ポーズでキメている。
「私に惚れて御覧なさい」
・・・そうなのだ。
このカラーポートこそが、この世界への扉。
時代錯誤な雰囲気や
憂いをたたえたフェアリーな眼差しや
本人はカッコイイと思ってるらしい謎めいたポーズに
「ステキ!」
と打ち震えることがファンへの第一歩なのだ。
宝塚って不変だなあ。
○ 舞台写真
写真は瞬間を留める道具である。
2時間半にわたる舞台がどんなに美しくても
写真に残るのはシャッターの下りた一瞬なワケで、
・・・ときどきエライことになってる人がいるよな。
○ 月組さんの座談会
公演の説明とか意気込みとかを語るコーナー。
写真の中央付近に映る彼女の
「仕事でなきゃ来ないわよ」
なビジネス笑顔が印象的。
もう一つ印象的だったのが谷先生の
「フェアリー・タイプの男役アサコ」
という言葉。
瀬奈サンてフェアリータイプやったんか。
ひとつ勉強になったわ。
○ えと文、楽屋日記
昔ながらの
「タイトルの由来とアンケートで原稿を埋める作戦」
も健在だが、近頃では
「大量の絵文字でごまかすぞ作戦」
も横行しているらしい。
ハートマークとか水玉とか渦巻きとかお花とか、
おばちゃんにはどう読んだらいいか分らない記号の羅列。
「!」いくつ並べるねん谷みずせ。
・・・面倒くさいのでだんだん斜め読みになってきた。
○ 楽屋取材
こんなところでもアズチューナが怖かった。
○ ランキング・トーク未来さんの鍋が食べたい。
○ 短波長波
昔から、このコーナーの存在意義が分らない。
○ スカイステージ体験記これが一番おもしろかった。
体験記と言いながら、つまりはスカステの勧誘だよな。
遠野あすか嬢のセールストークは
「気になる番組がたくさんあってワクワク!」
「一度つけたら、一日中つけっぱなしに!」
などとテレビショッピング風で
「今回はなんと、羽枕をもう一つをプレゼント!」
くらい言いそうな勢いなのである。
お仕事だから何とでも言うし、書かれるのだろうが、
ご苦労様なことである。
○ ガイチのDon't Worry!・・・いろんなコーナーがあるもんやな。
この忙しい時に人生相談まで受け付けてるのか。
「あんたらの好きにせえや」とも言われへんしな。
一つ一つ真摯に答えて、ええ人やなあ。って、仕事か。
私も初風サンに相談したいわ。
「いちゃもんばっかり付ける性格なんですが、
どうすれば治せますか?」
少女時代、胸をときめかせて『歌劇』を読んだ、
私のピュアな心はどこへいったのだろうか。
『ベルサイユのばら』。
・・・この響き。
甘ったるくてうんざりするような響き。
ごてごてしたドレスに金髪縦ロールのカツラ、
マッシュルームカットが無理ありすぎな子役に中性的な主人公、
セリフは古風で日本語が迷走、歌いだしたら
「愛~愛~愛~」
これはギャグか。
濃くてきもちわるくてイロモノな宝塚歌劇の代表作、『ベルサイユのばら』。
「また、やるんかい。
原作は良いけど舞台も昔は良かったかもしれないけど
21世紀のファンはついていけないよ。」
そう思ったのは2001年の再演のときだった。
あれから4年。
何が起こったのか。
今の私は『ベルばら』が観たい。
生身の人間の悩みを描いた作品、
平和への祈りをこめた作品、
センスがよくて外の世界に通用する作品・・・
時代が求めているのは、そんなタカラヅカなのだろうと思う。
もう少し若くて柔軟で、元気いっぱいだったら
こんな時代について行けたかもしれない。
もう少し元気だったら。
だけど私は疲れてしまった。
現実を忘れたいと思ったとき、現実から一番遠くにある世界、
それが「夢の世界のタカラヅカ」だったのだ。
夢の世界。
なんと甘ったるくて空々しい言葉だろう!
思わず寒気を覚えてしまう。
だけどその空々しい世界を平気な顔して見せてくれるのがタカラヅカじゃないか。
現実に疲れた私が望むのは、他所ではみられない夢だ。
だから私は『ベルばら』でいい。
好きな話じゃないけれど、あれは間違いなくタカラヅカだ。
どうしようもないほどタカラヅカだ。
ぼんやりと、へらへらと、友達みんなで『ベルばら』が観たい。
・・・この響き。
甘ったるくてうんざりするような響き。
ごてごてしたドレスに金髪縦ロールのカツラ、
マッシュルームカットが無理ありすぎな子役に中性的な主人公、
セリフは古風で日本語が迷走、歌いだしたら
「愛~愛~愛~」
これはギャグか。
濃くてきもちわるくてイロモノな宝塚歌劇の代表作、『ベルサイユのばら』。
「また、やるんかい。
原作は良いけど舞台も昔は良かったかもしれないけど
21世紀のファンはついていけないよ。」
そう思ったのは2001年の再演のときだった。
あれから4年。
何が起こったのか。
今の私は『ベルばら』が観たい。
生身の人間の悩みを描いた作品、
平和への祈りをこめた作品、
センスがよくて外の世界に通用する作品・・・
時代が求めているのは、そんなタカラヅカなのだろうと思う。
もう少し若くて柔軟で、元気いっぱいだったら
こんな時代について行けたかもしれない。
もう少し元気だったら。
だけど私は疲れてしまった。
現実を忘れたいと思ったとき、現実から一番遠くにある世界、
それが「夢の世界のタカラヅカ」だったのだ。
夢の世界。
なんと甘ったるくて空々しい言葉だろう!
思わず寒気を覚えてしまう。
だけどその空々しい世界を平気な顔して見せてくれるのがタカラヅカじゃないか。
現実に疲れた私が望むのは、他所ではみられない夢だ。
だから私は『ベルばら』でいい。
好きな話じゃないけれど、あれは間違いなくタカラヅカだ。
どうしようもないほどタカラヅカだ。
ぼんやりと、へらへらと、友達みんなで『ベルばら』が観たい。